プレザーホームの家づくり

昭和37 年創業の柳本商店。
プレザーホームの住宅材料の木材は、柳本商店の高い品質のものを使用しています。
株式会社柳本商店
株式会社 柳本商店は、広島県内を中心に木造の注文住宅をはじめ、増改築、リフォーム、エクステリア、木材の仕入れ・加工及びプレカット、樹脂サッシの販売まで、住宅に関する事業を幅広く行っています。

柳本産業株式会社
柳本産業株式会社では、生産した住宅材料を建設現場へ届けるための物流・配送部門を担当します。柳本商店、柳本産業、プレザーホーム、これら三社が「家を建てる」工程を一括管理することにより、コストの削減、品質管理の向上など、お客様がより満足できる家づくりに大きく貢献しています。

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リフォーム件数
約1,500棟(一条工務店広島のリフォーム専属を含む)
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広島工場構造材作成件数
約5,500棟分(年間200棟×28年=約5,500棟分)
耐用年数75年以上
出典・コシイプレザービングの野外試験による
ACQ加圧注入処理剤の耐用年数推定
プレザーホームの家が長持ちする理由は木材加工にあります。

寿命の長い日本人の家にこそ、寿命の長い家を。
近年、日本の住宅の平均寿命が短いと叫ばれていますが、歴史的建造物や古民家をみてもわかるように、伝統的な木造建築は長く大切に守られてきました。その秘密は結露やシロアリ対策にあります。
木の特性を知りぬいた柳本商店の木材を使用しているプレザーホームだからこそ、長持ちする木の処理加工、最適な構法・施工により高耐久住宅を開発。
長寿命な家づくりを可能にしました。
寿命の短い理由はシロアリと腐れ

西日本(広島県)では建築に被害を及ぼすシロアリ3種類全てが生息しています。
日本国内では北海道北東部を除く日本全国でシロアリの分布が確認されています。生息している22種類のシロアリの内、主に建築に被害を及ぼすのは、ヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。
また最近では、外来種である“乾材シロアリ”の仲間、アメリカカンザイシロアリの被害も少しずつ広がっており、西日本太平洋沿岸部、特に広島県では建築に被害を及ぼす
- ヤマトシロアリ
- イエシロアリ
- アメリカカンザイシロアリ
3種類全ての生息が確認されています。

柳本商店広島工場 シロアリ研究所による防腐防蟻処理のされていない実験用木材
シロアリの被害を防ぐ、防腐防蟻処理の違い
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プレザーホーム標準仕様
加圧注入防腐防蟻処理
プレザーホームで使用されている木材は組み立て前にすでに加圧注入によって防腐防蟻処理が完了しています。加圧注入処理で中まで一度浸透させた薬液は、木材の中に溜まり続けます。使用する消毒液は塩化ベンザルコニウムといって、消毒液やシャンプー、ウェットティッシュにおしぼりなどに含まれているもので、その安全性の高さから、公園の遊具や、線路の枕木、木製のジェットコースターなどの公共物に使われています。
部材の段階で薬剤が浸透されている
基礎・一回部分全てに防腐防蟻処理
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一般メーカー標準仕様
表面塗布防腐防蟻処理
薬液を表面塗布処理しただけでは、シロアリや腐朽菌からの被害を完全に防ぐことはできません。また、建築基準法上義務付けられているのは、床下から1メートルの高さで、それも外周の柱のみで床下の大引きやの壁内の柱等は義務付けられていません。どこまで防腐防蟻処理をするかは、メーカーによって異なりますが、表面塗布処理は、約5年で揮発し、10年もすれば何も薬剤処理をしていないのと変わらない状態になります。
木材の表面だけに後から薬剤を塗布
建築基準法上義務の床下1mのみ処理
プレザーホームでは木造建築の大敵シロアリを防ぐ、安全で耐久性が高い、
防腐・防蟻加圧注入処理が施された木材ですべての家を建築します。
マイトレックACQを浸透させ、非常に高い効果を半永久的に持続する
防腐・防蟻処理効果が自慢
この2枚の写真を比べてください。右の写真「塗布処理木材」は、木材の内部まで薬液が浸透しておらず、木材に傷がつけば薬剤が剥がれ、効果がなくなってしまう恐れがあります。
一方、左の写真「加圧注入処理木材」は、内部まで保存剤が浸透し、しかも保存剤の効果は半永久的ですので、非常に高い効果が持続します。
加圧注入処理と塗布処理の比較
防腐防蟻処理として最も一般的なものは木材の表面に塗布・吹き付けるものです。表面に塗布する薬剤は有機物のため分解されてしまうのでその効果は5年ほどしか持続しません。
しかし、加圧注入処理の薬剤は無機物である銅化合物が含まれているため、分解されず効果が20年以上持続します。
加圧注入処理
塗布処理
加圧注入プロセス

木材の準備

①真空
注薬缶を真空にして、木材内の空気を抜きます。

②液充満
薬剤を注薬缶に充満させます。

③加圧
1.0MPa以上の圧力で、木材内に薬液をしみ込ませます。

④ 液回収・後排気
液を貯蔵タンクに回収し、もう一度缶内を真空にし、木材の表面の余分な液を除きます。

⑤養成・乾燥
缶から出して、乾燥します。その間、薬剤を木材に吸着して、溶け出さなくなります。
エコ先進国の多くでは窓の熱突入率が規制されている中、日本には義務規制がなく、多くの家で未だにアルミサッシが用いられています。プレザーホームの家ではすべての窓に樹脂サッシを使用。高い断熱性を実現しています。
世界の断熱基準では、使えない窓があることをご存知ですか?

参考資料:「低い断熱性なぜ放置、世界に遅れる「窓」後進国ニッポン」松尾和也
日本は未だに1999年製低基準が現行基準の状態です。
既存住宅は仕方がないことですが、新築住宅においても売れ筋の7割が4.65W/㎡Kという低いレベルにとどまっています。
冷気を入れず、暖房を逃さず、
プレザーホーム全シリーズに樹脂サッシを標準装備
窓から逃げる熱を大きく削減
エクセルシャノンの高性能樹脂サッシにより、優れた断熱性能を発揮します。
外気に直接ふれる窓からのエネルギーロスを解決する。それが樹脂サッシです。一般的なアルミサッシに比べ、断熱・遮熱・気密性に優れており、住まいの省エネ性能を格段に向上させて夏冬の空調費用を抑えます。

窓の断熱性能比較

熱を伝えにくい樹脂素材

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高断熱
ポリ塩化ビニルの窓枠は、アルミに比べて約1/1000の熱伝導率です。熱を伝えにくいので、室内の温度が窓の外に逃げにくくなり、冷暖房効率がアップ(※)します。(※アルミサッシと比べると年間約85,000円も節約)
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複層LOW-Eガラス
ガラスは、2枚のガラスの間に乾燥空気を注入することで樹脂の枠と同じく外気と室内の空気が触れるのを抑えています。また、結露を抑制するので、カビ・ダニの発生を抑え衛生的で健康的です。
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高機密
窓枠の四方を溶着しているのでサッシ枠に隙間がなく、外部からの風や、ホコリ、ゴミ、花粉などの侵入を確実にシャットアウトします。また、開閉時のかみ合わせ部には、気密材を取り付けており、隙間風の心配もほとんどありません。
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遮音性
複層ガラスの窓なら騒音の約35dBをカットします。例えば、市街地の平均値となる70dBの騒音も樹脂サッシを通せば約半分の35dBに軽減することが可能です。また、室内からの音漏れも抑えられますので、安心してピアノなど楽しめます。
十分に乾燥させたムク材を構造体にふんだんに使用しているから、
年月が経つほどに強さが増す住まい。
年月が経つほどに強さを増す。
ムク材の長所が十分に生きる構造体です。
プレザーホームでは、住まいの構造材にムク材をふんだんに使用しています。柱に用いる檜や杉の芯持ち材は年間60万本。また、檜の大黒柱には、樹齢100年におよぶ原木を用いています。ムク材ならではの力強く美しい姿は、真壁和室の表に出た柱を見るとおわかりになるでしょう。
また、鉄骨、コンクリートなどの構造材とは異なり、木は伐採されてから何十年、何百年とかけて強さがジワジワと増し、その後の下降線もとても緩やかです。世界最古の木造建築物である法隆寺が1,300年もの間、風雪に耐えていることからも、ムク材がいかに強いかをうかがい知ることができるでしょう。

十分に乾燥させたムク材で組み上げるから、
構造体の反りや歪みも生じません。
伐採直後の木材は水分を多く含んでいるため、そのまま使用すると、少しずつ水分が抜けて、乾燥してしまうことで、反りや歪みを生じます。プレザーホームでは、あらかじめ含水率を20%以下にまで十分に乾燥させた無垢材を構造材・下地材に使用。新築時の住宅性能を末永く保つ構造体に仕上げています。
